★★★★☆ 4.50 / 2 reviews

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最高のロケーション

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2015-07-08に投稿

ジャパンオリエンタルな内装のアマン東京のラウンジは、石造りの遺跡のような天井の高い荘厳なイメージ。
シガールームはラウンジから扉で隔てられていて、葉巻以外の喫煙は「お断り」。
(タバコやパイプは禁止なので、思う存分シガーが楽しめる)

大手町からの景色が一面の窓から展望でき、スカイツリーもはっきり見える。
広々とした空間で、日の出ているうちから葉巻を吸うのは最高の贅沢だ。

ホテルなのでスイーツや軽食も充実している。
シガーは壁埋め込み型のヒュミドールがあり、キューバンシガーやダビドフが選べる。パルタガス・グランレゼルバの豪奢な箱が鎮座していた。

ひとりで葉巻を楽しんでいる人や、2、3人でお茶をしている人もいた。
サービスも最高級で、都内最高のシガーベニューのひとつである事は間違いない。

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    東京随一の総合力

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    2015-11-13に追記

    低評価の店ばかりレビューを書いて申し訳ない。高評価な店は既に誰かが素晴らしいレビューを書いていることが多い。そのため、私が同じ内容を駄文で書く必要もない。
    しかし、やっと星5つの店のレビューが書ける。
    なお、他者のレビューが素晴らしくないわけではなく、私がアマン東京の常連であるため、より詳しくレビューできると思った次第である。

    私の評価基準における星5つは、そこだけを目的地として訪れる価値のある店である。
    そこにしかない何か。魅力的すぎる人。卓越した総合力。そういった特別なモノを持っている店である。

    アマン東京シガーラウンジの魅力は、総合力である。
    そのため、長文ご容赦いただきたい。

    【ホテルに入る方法】
    シガーラウンジに入るためには、4つの正攻法がある。
    1. 宿泊する
    2. ラウンジを予約する
    3. スパの会員になる
    4. ラウンジの会員になる

    他の方法として、定期的にホテルが開催しているシガーセミナーへの参加等も挙げられる。
    もちろん誰でも参加可能である。
    しかし、イベントは慌ただしくなることが多い。
    葉巻をゆったりと楽しむためには、イベント以外での訪問が望ましい。

    東京に住んでいない方は、宿泊時に利用すればよいだろう。
    東京に住んでいる人には、ラウンジ会員を勧めたい。

    ラウンジ会員は、初年度70万円弱+ボトル1本の料金でなれる。ボトルは何でもよいが、ホテルから購入する必要がある。
    年会費は30万円強。期間は1-12月であり、月割や日割はない。
    高いと感じるだろうか。安いと感じるだろうか。月々3万円と考えれば、私は安いと感じる。
    私の過去の経験上、アマンを楽しもうと思えば1泊2名で最低30万円は必要だ。それを考えても安い。
    私も当初は行く度に宿泊していた。ラウンジを予約して訪れたこともある。しかし、頻繁に利用するようになり、ホテル側からラウンジ会員での利用を提案された次第だ。
    様々な葛藤があったが、現在は会員になって良かったと思っている。

    運動をする人はスパ会員でもいいかもしれないが、初年度700万くらいだった記憶がある。(巷の記事は、税などを抜いた金額を書いているので注意!)
    週1レベルで利用しないと、都度のスパ予約の方が経済的となる。

    【シガーラウンジにたどり着くまで】
    上で正攻法と書いた理由がある。
    アマン東京は、1階エントランスで入館者のチェックをしている。
    顔を覚えられているか、氏名を告げないと入館することはできない。
    稀に強行突破をするおばちゃんがいるらしいが、葉巻吸いにそんなことはして欲しくない。正攻法で堂々と入館しよう。

    入館者チェックを先に書いてしまったが、初アマン東京であれば道に迷う人もいるかもしれない。

    タクシーもアマン東京を知らないことが多い。「大手町駅前交差点までとりあえず行ってください」と言えば通じるだろう。
    アマン東京がある大手町タワーが見えたらビルの東側からホテルに入れる旨を告げよう。
    自家用車であればカーナビからのバレーサービスでよいだろう。

    地下鉄であれば、案内図を参考に大手町タワーの下まで行き、エスカレーターで1階まで上がろう。周りをゆっくりと見渡せばアマン東京のエントランスが見えるはずである。
    大手町をよく使う人であれば、丸の内線と東西線の連絡通路に大手町タワーがあると言った方が早いだろうか。

    歩きであれば、ビルの南側からの入館が気持ち良い。
    オーテモリを南から北に歩くとアマンカフェが見える。アマンカフェを右に曲がるとカフェの入り口に相対する形でホテルの入り口が見えてくるだろう。

    エントランスを見つけ入館チェックが終わると、あとはシガーラウンジまで案内されるだけだ。

    シガーラウンジに入ると、”DBJ”と書かれたビルが眺望を台無しにしていることに気付き、落胆するかもしれない。アマン東京シガーラウンジの眺望は、絶景とは言い難い。
    眺望がベストな席は、左手奥のソファー席だ。「DBJ」が横にずれ、スカイタワーが視界に入るようになる。

    【メニューとオーダー、そしてシガー】
    アマン東京ではメニューを見なくても注文が可能だ。食材と設備さえあれば、メニューにない料理も作ってくれる。スープを一から作るなど、時間がかかる場合は無理だが。
    そのため、私のオーダーは「サラダとスープを適当に。サーロインのグリルをブルー、フィレをミディアムレアで。全てハーフでお願いします」という感じだ。
    メニューに縛られず、食べたいものを食べたいだけ食べよう。
    なお、高級ホテル全てに言えることだが、ラウンジでレストランの料理を楽しむことも可能である。ただし、1階カフェのメニューは設備の関係上、提供できない場合がある。

    料理のレベルは、マンダリン東京と同レベルと考えて問題ない。料理人たちやレストランのコンサルティングをしているのがマンダリン出身者なので、当たり前と言えば当たり前なのだが。

    ドリンクの種類は流石。ただし、カクテルは弱い。ソフトドリンクや注ぎモノを飲もう。
    カクテルもお酒が苦手な女性にはウケがよい味である。外資ホテルらしいと言えば伝わるだろうか。それとも、ディタ味のカクテルが得意と言えば伝わるだろうか。
    一流のバーテンダーが入社してくれれば・・・と、いつも思っている。

    フードとドリンクのことを長々と書いてきた。
    そう、アマン東京は葉巻を吸いながら、多くのフード&ドリンクを楽しめるのである。
    極端な話、刺身定食と葉巻。天ざると葉巻という組み合わせも可能である。
    この自由度、総合力こそ、私が星5つとした理由である。

    シガーラウンジの入口側を見ると壁がヒュミドールになっている。開業当初は湿度管理のみをしていたが、つい先日温度管理機能が付加された。
    VIP用の特別な葉巻以外は、全て視界に入るようになっている。
    好みの葉巻が見つかったら、スタッフに声をかけよう。ただし、マネージャーの大野氏以外は葉巻を勉強中である。状態の良い葉巻を望むなら自分で選ぼう。
    開業当初からいる今井氏と峰岸氏は、葉巻に大分慣れてきた。しかし、その他のスタッフはまだまだまだまだ勉強が必要な状態だ。
    なお、私は話を振ったことがないが、GMも葉巻を嗜むらしい。興味がある人は話しかけてみてはどうか。楽しい時間となるかもしれない。

    アマン東京の葉巻を吸うと、1つの仮説が浮かぶ。
    アマン東京の仕入先は、シガークラブやブルーベルが主である。
    しかし、シガークラブで売っている葉巻よりも美味しいのだ。確かに個人輸入に比べると劣る。しかし、吸えないレベルではない。
    そのため、私はあえてアマン東京の葉巻をなるべく買うようにしている。この空間がいつまでも存続することを祈り、応援するために。

    話がそれた。

    実は、葉巻吸い達が諸手を挙げて星5つを付けるあの店やあの店も葉巻が急に足りなくなった際に、シガークラブから購入することがある。
    アマン東京と同様、その場合もシガークラブより美味しいのだ。
    よく、香港経由、日本流通の葉巻は3,4級品であるという噂を聞く。1級品は、キューバとスペイン。2級品は、その他ヨーロッパ。3,4級品をその他の国に輸出するという噂である。
    しかし、アマン東京の葉巻がシガークラブの葉巻より美味しいという私の主観は、日本流通品の初期品質問題だけでなく、シガークラブの保管状況も劣悪であることを示唆しているのではないだろうか。
    正規代理店がこの状況では、葉巻が日本で広まるはずもない。頑張って欲しい。

    なお、東京で美味しい葉巻を売っている店のほとんどは、保管状態に店主の好みが色濃く反映されている。
    化粧香を好み、それを引き出す店主。枯れ感と熟成感のギリギリを攻めるマネージャー。早売りのために分かりやすい甘味を引き出すマスター。杉好きの店主。人工的な甘味が好きな店主。などなど。
    そのため、スタンダードな管理の葉巻を国内で楽しむという意味では、アマン東京は最上位の品質と言えるかもしれない。

    【サービス】
    正直言うとアマン東京のサービスは好き嫌いがあると思う。
    全てがゆったりとしているため、時は金なりという人は遅いと感じるサービスだろう。
    距離感も普通のホテルよりもかなり近い。

    銀座のバーホッパーよりも、港区の葉巻吸いの方が相性の良いホテルかもしれない。

    “第二の家”に帰ってきた気持ちで、ゆったりのんびりと。
    そういう付き合い方をすれば、サービスに対する不満はなくなる。つまり、ホテルではなく客が合わせる立場なのである。

    【最後に】
    アマン東京よりも葉巻が美味しい店。ドリンクが秀逸な店は沢山ある。
    しかし、設備・フード・ドリンク・葉巻・サービスという総合力で、アマン東京を超える施設は東京に存在しない。
    その総合力を存分に活用して欲しい。



    2015-11-22に追記


    ※2015年末にGMが交代となる予定。新GMは、大阪リッツカールトンGM。新GMが葉巻を嗜むか不明。



    2016-06-05に投稿

    新GMマークハンデルとなってから次々となされたシガーラウンジの改悪。
    ・紙巻きタバコも喫煙可に変更
    ・非喫煙者であるアフタヌーンティー客をシガーラウンジに入れているため、シガー吸いはその客達に臭いとか言われる
    ・アフタヌーンティーの予約客を取り過ぎて、会員の我々も入店できないことがある
    ・ボトルロッカーが入会金無しの年会費10万円に変更となり、更に客層が下がると予想される

    ずっと懸念はしていましたが、貧困層向けのホテルになってしまいました。
    外資が東京で真の高級ホテルを運営するのは無理なのかもしれません。

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